春になると何か新しいことを始めたくなりませんか?
私は単純なので、春の訪れを感じる4月になると
という気持ちがムクムクと湧いてきます。
でも、新しいことを始めるときって覚えるための努力が必要だったり、スムーズにできるようになるまでは結構な時間とエネルギーが必要だったりしますよね。
そんなときにこれを知っていると、モチベーションが維持しやすいのではないかな?と思う法則があります。
今回は、私の経験も交えながら、そんなことをお話ししてみたいと思います。
お付き合いくださいませ。
初めてのギフトラッピング
私は高校生の頃から雑貨屋さんが大好きでした。
なかなか働く機会がなかったのですが、10年間の専業主婦生活を経て、憧れの雑貨屋さんで働けることになりました。
贈り物の多い雑貨屋さんではラッピングは必須のスキルです。
入社してすぐに基本的なラッピングを教わりました。
ところが、教わった通りにしているつもりなのに思うように包めない。
その雑貨屋さんでは、時間内にきれいに包めるようになるまではラッピングをやらせてもらえません。
私は早くできるようになりたくて、仕事が終わって家に帰ってから毎晩毎晩練習しました。
それでもなかなかOKが貰えずに嫌になってきた私は、ある日店長に言います。
すると店長はこう言いました。
苦戦しながらも黙々と練習し続ける
毎日10分でも練習するように言われていたのを、私は毎日1時間やっていたのにできるようにならなかったのです。
一瞬落ち込みましたが、ずっと働きたかった雑貨屋さんです。
店長の言葉を信じてやってみよう。
そう思った私は、
と気合いを入れ直し、購入した包装紙の束を全部使い切るほど練習しました。
そしてやっとOKが貰えたのです。
きれいに早く包めるようになりラッピングが楽しくなった
ギフトにも様々な商品があります。
箱物をクリアしたあとも、詰め合わせのギフトや丸い形のもの、ぬいぐるみなど様々なギフトラッピングの対応に苦戦しました。
たくさんの練習や失敗をくりかえしているうちに、私はいつの間にかラッピングが楽しくなっていました。
しかも、不器用だったために猛烈に練習したおかげで、びっくりするくらい早くきれいに包めるようになっていたのです。
- できるようになることを信じてとにかくやってみること
- できなかったことができるようになったこと
その経験は、私にとても大きな自信をもたらしてくれたのでした。
娘がギターを練習し始める
ある日、音楽に興味を持った娘がギターを弾いてみたいと言い出しました。
そこで家にあったギターで練習をはじめます。
ひとつひとつ簡単なコードから練習していくのですが、初心者はFコードで躓きやすいんですね。
だからめげずに練習してごらん。
それから娘はしばらく練習していましたが、それほど強い興味もなかったせいか、だんだんとギターに触らなくなりました。
最近ギター練習してないね。
もうやらなくてもいいかなぁ。
好きな曲を弾きたい一心でとにかく弾きまくる
そんな娘が本格的に音楽にはまりました。
そして再びギターに興味を持ちます。
自分でも弾いてみたい!
そう言って悪戦苦闘しながら、毎日毎日弾けるようになりたい一心で、大好きな曲を練習するようになりました。
その変わりようといったら本当にすごくて、自然と湧き出てくるエネルギーのすばらしさを感じずにはいられないほどでした。
本気でやりたいと心から思ったときには、周りが何も言わなくても自らどんどん進んでいこうとする。
あのとき躓いてやめたFコードにも何度も挑戦して、あっさりとその壁を乗り越えてしまいました。
私よりも上手に弾き語るようになった
そんな快進撃を見せた娘ですが、ひとつ曲を弾けるようになるとまた少し難易度の高い曲に挑戦するようになり、今ではかなり上手に弾けるようになりました。
そして弾くだけではなく、ギターに合わせて自由に歌えることにも大きな喜びを感じているようです。
自分で弾いて歌えるようになると楽しいよね。
弾くのやめたくないもん。
我が家には毎日、のびのびとしたギターの音と歌声が響いています。
量質転化の法則を知る
ここまで、私と娘が経験した変化をお話ししてみました。
がむしゃらに挑戦しているときには分からなかったのですが、最近色々と勉強をしていて知った法則があります。
それは「量質転化の法則」というものです。
量質転化の法則とは、”どんなことでも量をこなしていくとある時を境にそれが質に変化する”という法則のことです。
たとえば、小さい頃に自転車の練習をしたときに、何回も何回も転んで全然乗れるようにならなかったのに、ある日を境に急にスッと乗れるようになった。
そして1回乗れたら、もうスイスイと乗りこなせるようになった。
そんな経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
同じように私のラッピングも、やってもやっても全然できるようにならなかったのに、とにかく量をこなしていったらいつの間にかきれいに包めるようになっていた。
そして娘もまた、量をこなすことで質に転化していたんですね。
何にでも誰にでもこの法則は当てはまる
この法則を知って気づいたのは、仕事や勉強、趣味や習い事など何にでも誰にでも当てはまるということです。
絵でもデザインでもピアノの練習でも接客でも、スパイスカレー作りでもハンドメイドでも、ブログを書くことでも、
何でも量をこなしていけばいずれ質に転化する時がくるのです。
ただ、量質転化の特徴はすぐには質に転化しないことだそうです。
やってもやっても上手くいかない時期があり、それを超えるとある時を境にグッと質があがりできるようになる。
私の経験から言えば、短期間に集中してこなす方が、質に転化していくのは早いような気がしています。
新しいことを始めるときに知っていればモチベーションが維持できる
新しいことを始めるときや何かに挑戦するとき、途中でうまくいかなくなって嫌になることってありますよね。
こんなにやってもうまくいかないなら、もうやめようかな?
そんな気持ちが襲ってきて、モチベーションが下がってしまうことも珍しくありません。
でもそんなときこそ、”量質転化の法則”を知っているかいないかで大きな差が出ると思うのです。
もうできないと諦めてしまうのか。
それとも、できるようになることを信じてとにかくやってみるのか。
この法則を知っていれば、今できないことがあったとしても、努力できるような気がしてきませんか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
何か新しいことを始めたくなったとき、難しいことにチャレンジしようと思ったときには
- まずはとにかくやってみる
- 量をこなす
ことが大事なんですね。
ブログに関しても、初心者はとにかく100記事書くようにと言われますが、
最初は質にこだわるよりもどんどん書いて量をこなしていった方が、質に転化するのが早いのかもしれません。
「量質転化の法則」
ぜひ頭の片隅においていただいて、役立ててみてくださいね。
あなたの何かしらの気づきになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。