私は現在、家で仕事をしているのですが、こうなるまでには様々な葛藤がありました。
「働くなら好きなことをしたい」とやる気満々で入った職場になじめず、
日に日にストレスが溜まっていき、最終的には自分に全く自信が持てなくなってしまいました。
先日、その職場を退職し自分自身に向き合うことで見えてきたこと、気付いたことを今日はお話ししてみようと思います。
朝の挨拶でその日の上司の機嫌が分かってしまう私
誰にでも、その日の体調や朝の過ごし方によって、調子のいい日やなんとなくネガティブな気分の日があると思います。
朝から家族とケンカをしてしまったり、急いでいる時に限って道が混んでいたり、ただ単に体調がすぐれなかったり。
みんなそれぞれの朝を過ごして職場に向かうわけなのですが、毎日接していると、
その挨拶の声のトーンや表情から、相手の感情や雰囲気を感じ取ってしまい
何かあったのかな?機嫌が悪そう・・・。
と思ってしまいます。
そうすると、話しかけるタイミングにも気を使ったり冷たい言い方に気分が重くなったり、だんだん自分の気持ちまでどんより暗ーくなってしまう。
ネガティブな感情が移ってしまうんです。
そして家に帰ったらぐったり疲れている、なんてことが日常茶飯事でした。
接客は好きなのに仕事面、精神面で気疲れが続く
私は、接客・販売の仕事をしていました。
接客はもともと好きでやりたかったこと。
お客様の役に立てたり”ありがとう”と喜んでもらうことが好きで、そこにやりがいを見出していました。
ところが仕事面では、
と感じることが多々ありました。
- 効率やスピードを求められると力を発揮できない
- 見て学べ的な指導方法が苦手
- 大雑把に仕事をすることがどうしてもできない
また、精神面でも悩みます。
- 職場に機嫌が悪い人がいると気になって仕事に集中できない
- 自分より他人を優先してしまい自分が大変になってしまう
- 相手の求めていることがなんとなく分かってしまうので、自分の意見が言えない
こんな日々が続き、いつの間にか仕事への意欲や喜びを失っていました。
仕事そのものよりも環境が合わないことに気付く
周りのスタッフが何の疑問もなく当たり前にできていることが、自分にはできない。
と思い込んでいた私ですが、ある人との出会いで職場の環境が合っていなかったことに気付きます。
つまり、私のこの状態
という状況は、完全にマイナスに働いていたということになります。
ある本に出会い、自分の気質を知る
そのことに気付いた私は、自分に合わない環境から抜け出す決意をしました。
そして、今度はある本に出会います。
まるで私のこと!?と思うような内容にびっくりしたと同時に、
今まで私が抱えてきた違和感はこれだったのか!と、今までの人生が腑に落ちたような感覚を覚えました。
その本によると、私のような人のことを”とても敏感な人(HSP)”というそうで、どうやら生まれ持った繊細な気質が私の生きづらさに繋がっていたようです。
ありのままの自分を認めてあげたら見えてきたこと
今まで、自分ではずっとコンプレックスだと思っていた、
人のちょっとした感情の変化に気付いてしまうことや、場の雰囲気を必要以上に感じとってしまうという繊細がゆえの生きづらさを、
悪いものとして捉えるのではなくいいものとして捉えることで、何かが変わっていくような気がしました。
その意味が、心から理解できた瞬間でした。
自分の感性を大切にすれば生きることがラクになる
自分のことを知り、ありのままの自分でいいと思えたことで、
私はコンプレックスを自分の持つ長所として捉えることができるようになり、気持ちがとってもラクになりました。
多少大雑把でもスピードを求められるようなピリピリした職場環境では、マイナスに出てしまう私の気質も
人より少し時間はかかるけど細やかで丁寧な仕事ができると捉えればプラス面にもなり、それが役立つ仕事もあるはずです。
忙しい毎日の中で、自分自身に向き合うことはなかなか大変です。
けれど、時には立ち止まってじっくりと向き合ってみると、新たな気付きが得られるかもしれません。
まとめ
これまでの私の心の変化をお話ししてみましたが、いかがでしたでしょうか?
私自身、このように思えるようになるまで相当な時間がかかりました。
先日、娘にこの話をしたときに
お母さんは40年もかかっちゃったよ。
と言ったら、
人生の半分で気付けるなんて、すごいじゃん!
と、励まされました。
そんなふうに思える娘の感性は、とても素敵だなと思いました。
だとしたら、プラスの面を見てあげることで、随分と生きやすくなるのではないでしょうか?
あなたの何かしらの気付きになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。