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繊細すぎて疲れやすい人が元気になるために大切な最初のステップ

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人がたくさん集まるところが苦手だったり、人と長時間一緒にいると疲れてしまったり、

周りの同僚よりも仕事に時間がかかってしまうことに自信をなくしていませんか?

もし、あなたの心がそのような状態で疲れてしまっているとしたら、私の経験が少しお役に立てるかもしれません。

同じような状況だった私が、ちょっとずつ自分に向き合ってきてどんなふうに変わってきたか?

今日はそんなことをお話ししてみたいと思います。

参考になれば幸いです。

エネルギーマイナス状態でエンジンをかけ続けていた


私が以前、働いていた会社に入社したときのこと。

入社3日目で、直感的に

私
ここは私の来る場所じゃなかったかも。

という違和感を感じました。

そのときは、

私
まだ入って3日だし分からないよね。

と思い直し、がんばってみようと気持ちを切り替えたのですが、その後から私はどんどん負のループに陥っていくことになります。

それは私が人の感情に敏感だったせいでもあるのですが、

返事や反応が冷たい人をみると、「もうちょっと言い方があるよね」と思い、嫌な気分になる。

悪口が聞こえてくる休憩室が苦手。

圧力をかけられると緊張して見事に失敗する。

また、人の仕事が雑に見えてしまい、

私
面倒でも今こうやっておけば、後で楽なのに。

と思うと、適当にやることができない。

上司
上司
真面目だからね。
同僚
同僚
ほんと丁寧だよねー。

そんな何気ない言葉にも、悪気はないんだと思いつつ”仕事が遅い”と言われているように感じてしまい、

私
私ってそんなに細かいかな?
もっと早く仕事をこなさなきゃ。

と焦りがつのります。

そして小さなストレスがちょっとずつ私の中に溜まっていき、

私
もう辞めたい。私にはここは無理だ。
いやでも、やりたかった仕事だからがんばりたいし。

うだうだと悩み、気持ちも沈みマイナスの感情が増幅していきました。

それでもなぜか、重くなっていく心と体に鞭打ってがんばってしまうのです。

私
そんな簡単に辞めちゃいけない。
がんばっていればきっと認めてもらえる。

そう言い聞かせながら、もうちょっとがんばろう、もうちょっとがんばろうと。

ところが、日に日に朝起きるのが辛くなる。

ベットから起き上がるのがやっとの状態が何日も続いて、

私
あ、もう限界だ。

と気づきました。

だいぶ前からマイナス思考に陥りエネルギーが切れている状態だったのに、ガソリンが切れた車を無理に走らせるように、走れ!走れ!とエンジンをかけ続けていたのです。

ガソリン切れの車ではもう走れない。

そう思ったとき、本気で自分に向き合う決意をしました。

情報収集して見えてきたHSPの世界

私
私は本当はどうしたいんだろう?
なんとか今のこの状況を変えたい。

そう思って、ふらりと立ち寄った本屋さんで私は1冊の本に出会いました。

そしてHSPという”とても敏感な人”がいるということを知ります。

それは、アメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士が提唱した概念で、敏感な人はそうでない人に比べて

  • 純粋で感受性が強い
  • 直感に優れている
  • 共感力が高い
  • 過剰に刺激を受けやすい

と書いてありました。

HSP先生
HSP先生
HSPの人は「感じる力」が強くて人の感情や場の雰囲気、光や音、動き、匂い、体調や自分の気持ちまでよく感じ取りますよ。
私
そうなんだ!
HSP先生
HSP先生
アンテナの感度が高いために、他の人が気づかないようなささいなことにも気づいたり、深く幸せを感じられる反面、痛みやストレスも感じやすいんですよ。
私
なるほどー。
HSP先生
HSP先生
でもそれは病気ではなく生まれ持った気質だから、うまく自分を守りながら良さを生かしていきましょうね。

つまり、いいことも悪いことも自動的に受け取ってしまいやすい、敏感な神経システムを持っている気質であり、

自分を守るコツを身につけて自分らしく生きられるとラクになるし元気になるよ、ということらしいのです。

試しにアーロン博士によるHSP自己テストをしてみると、ほぼ該当。

その後も関連本を読むたびに、

私
分かる分かる。
ほんとにそうなんだよね。これって私のことだ。

と感じました。

たとえば私は人混みが苦手で、混んでいるショッピングモールに行くとすごく疲れてしまいます。

私
あー、人に酔ったー

また、落ち込んでいる人の側にいると、いつの間にか自分まで体も気分も重くなる

私
ずーん・・・

他にも、当てはまることがたくさんありました。

HSP先生
HSP先生
心の境界線が弱いために他人から侵入されやすく、ネガティブな感情や負のエネルギーの影響を受けやすいんですよ。
私
あの人といるといつもエネルギーを吸い取られてぐったりしちゃうんです・・・
HSP先生
HSP先生
自分を責めたり、自己否定が強いところもありますね。
私
自分が悪くないのに、いつも自分を責めちゃうんです。
HSP先生
HSP先生
直感もするどいですよ。
私
あ、このふたりは付き合ってる!ってピンときたり、物事の本質に気づくね、と言われたことがあります~

こんな感じで、私は少しづつHSPの世界を理解していきました。

HSP気質で悩んでいるのは自分だけじゃなかった


HSPに関する本を読んだり、関連サイトやブログなどで情報報集しているうちに

私
敏感さに困っているのは自分だけじゃないんだな。

と思うようになりました。

アーロン博士の研究によって、生まれつき敏感な人は5人に1人の割合で存在することが分かっています。

私
ということは、30人のクラスだとしたら6人もいるってこと?

繊細な感覚を持っている人は、意外とたくさんいるのですね。

どの国にも、全体の15~20%程度の割合でいることも分かっているそうです。

そう考えると大多数の中の少数派なのかもしれませんが、少数派に生まれてきたからこそ何かできることがあるのかもしれませんね。

何はともあれ、認めてあげることが大切なんだと知る

さて、少しづつ理解が深まってきた私ですが、心のことを学ぶうちに分かってきたことがあります。

HSP気質に限らず人が生きていく上でいちばん大切なのは、

  • ありのままの自分でいいと自分自身で認めてあげることなのではないか?
  • どんな自分でもそれでいいと受け入れる覚悟をもつことが最初のステップなのではないか?

そんなことを感じています。

ドキドキしながら簡単な対処法を実践


先日、退職した会社に行く機会がありました。

前日から考えないように考えないようにするのですが、そうすればするほどストレスだったことやマイナスの感情が頭に浮かんでしまう。

一度染みついた思考パターンを変えるのは、そうそう簡単ではありません。

でもせっかくここまでこれたのだから、本に書いてあった対処法を実践してみようと思ったのです。

そして、

私
もしドキドキしたり不安になったりしたら、この言葉を言おう。

と決めました。

その言葉は、私が1日を乗り切るための言葉です。

  • がんばらない
  • 無理しない
  • 自分の気持ちを優先する

人に振り回される自分にもうならないために。

やってみたら意外と大丈夫だった

当日、私は自分が好きな洋服を着ていくことにしました。

自分らしいと思える服を着ることで、心を落ち着かせようと思ったのです。

車から降りるときは心臓がドキドキしたので、不安になったら言う言葉

  • がんばらない
  • 無理しない
  • 自分の気持ちを優先する

と3回くらい言ってから入りました。

実際に入ってみると意外と落ち着いて話せたり仕事ができたりして、取り越し苦労だったかなーと思いましたが、

帰宅してからは頭痛がひどく立ち上がるのも辛いくらい体がずっしりと重たくなりました。

一瞬、やっぱり疲れちゃったなと思ったのですが、

私
疲れてもいい。疲れる自分もそれでいい。それが私なんだから。

そんな思いが自然と心の中から湧いてきたのです。

スモールステップで一歩ずつ


外側からでは分からない自分の内側のちょっとした変化でしたが、そう思えた次の日から「私、大丈夫かも」という漠然とした自分への安心感が生まれてきました。

最初にひとつ「できた!」と思えたら「次もできるかも!」に変わっていく。

今まで「ダメだ・・・」と自分にNOを突きつけ、NO、NO、とマイナスの感情を増幅していた私でも、

自分にひとつYESが言えたら、次もYES、またその次もYESとプラスの感情を増幅していける気がしています。

私
ゆっくりでもいいから自分の中で一歩ずつ進んでいけばいいんだ。マイペースに、スモールステップで。

そんなふうに思えるようになりました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

エネルギー不足だった状態から向き合う覚悟を決め、まずはどんなダメな自分でも認めてみることから始めてみたら、

自分でいることへの安心感や、これから先の未来に対するわくわくした気持ちまで感じられるようになってきました。

辛いと思っていた3年間も無駄ではなかったんですね。

全てはこう思えるようになるために必要なプロセスだった。

自分に必要なことが必然にやってきただけ。

そんな気さえするのです。

向き合う覚悟を決めること。

その強い思いが小さな一歩を踏み出す力になり、今まで見えていた景色が変わっていくのかもしれません。

あなたの何かしらの気付きになれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。