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自分が変われば相手も変わる!私の周りで最近起こった不思議な変化

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心理学の本や自己啓発本を読んでいると、

相手を変えることはできない

相手を変えるよりまずは自分を変えよう

というようなことがよく書いてあります。

「そうなんだろうなー」と、頭では理解しているつもりの私ですが、ではどうやって自分を変えていけばいいのでしょうか?

「今度こそ自分を変えよう!」と思っても、

私
それがなかなかできないから、苦労しているんだよね・・・

と、自分を変える方法が分からないまま同じことをくり返してしまうということは、ありませんか?

私はずっとそうだったのですが、最近、意識して「自分を変えよう!」と思っていたわけではないのに、

私
もしかしてこれが「自分が変われば相手も変わる」ということなのかな?

と気づいたことがありました。

その体験を、今日はお話ししてみようと思います。

少しでも参考になれば幸いです。

職場の人間関係に悩んでいた日々


私は以前、職場の人間関係で悶々と悩んでいた時期がありました。

がんばっているつもりなのに評価してもらえないこと

人によって態度が変わる上司のこと

みんながやりたくない面倒な仕事を押しつけられること

そういうちょっとした日々の不満が積み重なり、気がつけば結構大きなストレスに。

私
私は仕事ができないと思われてるんだろうな。
私なんて何の役にも立たないんだろうな…。

最終的にはそんなふうに思うようになっていました。

ある日、私はもうひとりの自分「こころちゃん」に話しかけてみます。

こころちゃんとの対話

私
ねぇ、こころちゃん。
私もう疲れちゃった。
こころちゃん
こころちゃん
どうしたの?
私
毎日がぜんぜん楽しくない!
仕事もぜんぜん楽しくない!
こころちゃん
こころちゃん
あんなにやりたかった仕事なのに?
私
うん。もうこの仕事に意欲も興味もなくなっちゃった…。
こころちゃん
こころちゃん
何かあったの?
私
こんなにがんばってるのにちっとも認めてもらえないし、周りにも気を遣ってるのにうまくいかないし…
こころちゃん
こころちゃん
仕事っていうより人間関係の悩みだね。
いつも人のことばっかり考えすぎてない?
私
うん…そうだね。
考えちゃうものは仕方ないよ。
こころちゃん
こころちゃん
でもこのままだと、これ以上の成長はないと思うよ。
私
え?成長はない?
それは嫌だなー。何とかしたいな。
こころちゃん
こころちゃん
何とかしたいなら今がそのタイミングなのかも。
私
そっか…。
でも、どうすればいいのか分からないんだよね。
こころちゃん
こころちゃん
もしかして「私の存在って何なんだろう?」とか、「自分には価値がないんじゃないか」とか、「どうせ私なんて」って思ってない?
私
うん、最近ずっとそんなふうに思ってたよ。
こころちゃん
こころちゃん
それはね、自分で自分のことを認められなくなっていて、心が満たされていないからそう思うんだよ。
私
…そうなの?
こころちゃん
こころちゃん
だから他人に対して「もっと認めてほしい」っていう思いが強くなっちゃうんだよ。承認欲求ともいうよ。
私
承認欲求…。
こころちゃん
こころちゃん
「誰かに認めてほしい」っていう気持ちは誰にでもあるんだけど、それが強くなりすぎると自分が苦しくなっちゃうよね。
だって誰かに承認してもらわないと、満たされないんだもん。
私
うーん。
こころちゃん
こころちゃん
その承認欲求が自分から始まっているように、すべては自分がスタートなんだよ。
私
自分がスタート?
それってどういう意味?
こころちゃん
こころちゃん
自分がスタートってことは、今感じている色々な不満も、実は相手のせいではなくて自分が創り出してるかもしれないってこと。
私
えー、そうかなぁ?
こころちゃん
こころちゃん
今は分からないかもしれないけど、そのうちきっと分かるようになるよ。
私
そ、そっか。
こころちゃん
こころちゃん
「周りにどう思われるか」なんて自分にはどうにもできないことだよね。

だって「相手がどう思うか」は相手のことであって、他人には変えられないものだもの。いくら「認めて」って叫んだって、認めてもらえるものでもないよね。

私
うーん、確かにそうだね。
変えられないものにやきもきしていても仕方ない気がしてきた。

私、「自分がどう思われるか?」ってことばかり気にして、他人目線でしか自分を見れていなかったのかも。

こころちゃん
こころちゃん
自分で自分に「私がんばってるね!」って言ってあげればいいんだよ。
私
そうだね。
私ができることはやっているし、他人の評価なんてどうでもいっか。
こころちゃん
こころちゃん
そうそう、その調子!
私
ありがとう、こころちゃん。
ちょっと元気が出てきたよ。

こころちゃんと話してから、なぜか私は「人からどう思われるか?」ということがあまり気にならなくなってきました。

すると、不思議なことが起こり始めたのです。

相手の言動が変わってくる


私の悩みのひとつは上司との関係でした。

私
お互いに気持ちよく働きたいな。
うまくやっていきたいな。

そう思って気を遣い過ぎていた時は、なぜか空回りして余計にギクシャクしていました。

そしてその微妙な空気感に耐えられずまた気を遣う、相手がどう思うか考えてしまう。

そんなことをくり返していました。

ところが、「相手からどう思われるか?」ということが気にならなくなってきたら、

上司がお店のことや家のことをにこにこと話してくれるようになったのです。

押しつけられていると思っていた面倒な仕事に対しても、

上司
上司
あなたががんばってくれたお陰でだいぶ進んだよ。ありがとう。

と、言ってくれたのでした。

また、他人の視線を必要以上に気にしなくなったせいか、やるべきことに集中できるようになり、上司との関係も少しずつよくなっていきました。

苦手だった職場の環境


さて、上司との関係はよくなってきたものの、私にはもうひとつ悩みがありました。

それは、愚痴、文句、悪口が聞こえてくる職場の環境です。

私が今まで、当たり前と思ってやってきたことが通用しません。

たとえば、笑顔であいさつをすること、分からないことを優しく教えてあげること。

けれど、それとは逆の環境の中で自分自身を否定されたように感じてしまい、私の心は元気をなくしていきました。

私
もっと自分らしく生きたい!!

そう思った私は、組織に属するのではなく自分で仕事がしたいと思い、いろいろな本を読むようになりました。

その中のひとつに、こんなことが書かれていました。

小さなことでもいいから「私にもできるかも」ということを始めてみる

ひとつできたら「またできるかも!」「これもできるかも!」と積み上げていく

足を引っぱる環境にいないことも大事

私は、自分の今いる環境を客観的に観察するようになりました。

そして今の私は、自信を持つどころかマイナスの感情ばかりを積み上げている。

私
それならもう無理して、この環境に留まる必要はないかな。

こうして私はこの職場を離れ、新しい環境に身を置くことに決めたのでした。

見えていた世界が変わった瞬間


人の心というのは不思議なもので、退職を決めてしまったら今まで見えていた世界が変わってみえるようになりました。

私
あれ?意外と笑顔であいさつしてくれる人もいるんだ。
あれ?なんか前より優しく感じるなぁ。

あるとき私は、同僚に聞いてみました。

私
この会社、やめたいと思ったことない?

すると同僚はこう言ったのです。

同僚
同僚
いや、ないですね~。
家から近いし通うのもラクだし。仕事もまぁ別に、適当にやってれば。

びっくりしました。

同じ空間にいるのに、こんなにも見え方、捉え方が違うなんて。

私
う、うらやましい。
私もそんなふうに思えるようになりたい。

けれど私の中では確実に見える世界は変わっていきました。

それでふと、気づいたのです。

世界の見え方はひとりひとり違うということに。

同じ場所にいても、同じ出来事があっても、誰ひとりとして同じようには見えていない。

それぞれの心の在り方を、ただ映し出していただけだったのです。

自分の内面と向き合い始める


今までの環境を抜け出したあとも、自信を取り戻すまではしばらく時間がかかりました。

安心安全な場所でゆっくりと過ごしながらも、私は自分の内面と向き合っていきました。

たくさんの本を読み自分と向き合いながら、勉強したりブログを書いたりする日々。

今こそ、「ずっと見て見ぬふりをしてきた自分の弱さと向き合うタイミングだ!」と思い、心のことを学ぶようになりました。

そこで私は初めて「リミッティングビリーフ」という言葉を知ります。

先生
先生
リミッティングビリーフとは、幼少期に主に両親との関わりを通じて作られる、思い込みや観念のことをいいます。
私
思い込み?観念?
先生
先生
成長の過程でものの見方や考え方、感じ方など、親の思考パターンが移ってしまうんです。
私
思考パターンが移るんですか?
先生
先生
たとえば「なんか人とうまくいかない」とか「言いたいことが言えない」とか、いつも同じような問題や悩みにたどり着いてしまって、モヤモヤしたことはありませんか?
私
ドキッ。私、何度もあります…。
先生
先生
それは子どもの頃に無意識に作られたリミッティングビリーフの影響を受けているからなんです。

大人になっても、人間関係や夫婦関係、子育てなど精神的にストレスがかかった時に顔を出したりするんですよ。

私
そうなんですね…。
そんな無意識に作られたものが大人になっても色々なことに影響しているなんて、思ってもみませんでした。
先生
先生
そうですね。まずはそれを知ることが大切なんです。
私
はい。
先生
先生
うまくいかないときって、それがマイナスに影響しているんです。でも意識することができれば、それはプラスに変えられるんですよ。

心のことを理解していくにつれて、私は自分が親から受けた影響の大きさを実感しています。

それと同時に、どんな過去だったとしても

私
過去があるから今の自分がいる。
自分とうまくつきあいながら、今までのマイナスをプラスに変えて生きよう。

自分のマイナスな経験も、人のために使えるようになりたいと思うようになりました。

家族の言動が変わってくる


さて、そんなふうに自分の心の風向きが変わってきたら、またまた不思議なことが起こりました。

今度は私の家族に変化が表れてきたのです。

私が落ちていたとき一緒になってマイナス思考に陥り、苦手なことを「無理、できない。」と言っていた夫が、工夫をしながら思い切って苦手なことに挑戦したのです。

そしてひとつ乗り越えたら自信がついて、他のことに対してもプラスの発言が多くなっていきました。

まさに、「できた!」から「次もできるかも!」に変わっていったのです。

また、少し前から

息子
息子
もっと僕に優しくしてほしい。

と言っていた小学生の息子が、

息子
息子
ごめんね。
ママはもう十分優しかったって気づいたよ。

と伝えてくれました。

私
前にこころちゃんが言っていた「自分がスタート」というのは、こういう意味だったのか。

すべては自分の心しだい。

自分の心が変わると、自然に相手も変わっていくんですね。

まとめ:自分が変われば相手も変わる


「自分が変われば相手も変わる」と実感したときの体験をお話ししてみました。

振り返ってみると自分の周りに変化が起きた時は、

「現状に限界を感じて自分の内面と向き合ったとき」に変化が訪れている

ことに気づきました。

ということは、自分を変えたいと思うのなら、まずは向き合うと決めること。

そして、自分の本当の心の声を聞いてみることが大切なのかなと思います。

そこから少しずつ自分の心に変化が起きて、視点が変わり、見える世界が変わっていきます。

どんな自分でも否定せずに認めてあげると「意識」が変わり、「意識」が変われば「行動」も変わってくるのです。

相手が変わったように見えて、実は変わっていたのは自分だったんですね。

それなら、まずは自分が満たされ幸せを感じて生きることが、家族や周りの大切な人を幸せにすることにつながっていくのかもしれません。

あなたの何かしらの気づきになれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。