自己肯定感という言葉を聞いたことがありますか?
自己肯定感とは、自分で自分のことを価値ある存在として受け入れられる感覚のことです。
そんなふうに、ありのままの自分を認められる感覚のことです。
私は自身の経験から、人が自分らしく生きていくために何よりも大切なものだと感じています。
もし、今あなたが自己肯定感が低いことで悩んでいるとしたら、私の経験がお役に立てるかもしれません。
自己肯定感を自分で高めていける効果的な方法とは?
今日はそんなことをお話ししてみようと思います。
お付き合いくださいませ。
自己否定ばかりでまるで自信がもてなかった私
私が以前、接客・販売の仕事をしていたときのこと。
仕事自体は好きだったのですが、いつまでたっても会社の雰囲気に馴染むことができずに孤独感を感じていました。
自分でも気がつかないうちに心はネガティブな感情で溢れ、
私がダメだから、仕事を任せてもらえないんだ。
そんなふうに思うようになります。
勝手に周りと比べては、あれができない、これができないとできないことばかりに目を向けていつも自分を責めていました。
ネガティブな感情に支配されてマイナス思考から抜け出せない、負のループに陥っていたのです。
自信がもてなくなった私はますます自分はダメだと思い込み、不安から行動に移すこともできなくなっていました。
何かを変えなくてはと思い感情をノートに書き出す
私、全然自分らしく生きていないな。
自分の心がおかしいと気づいた私は、負のループを抜け出すために
- 本当はどんな生き方がしたいのか?
- 自分にとって本当に大切なものは何か?
- どんな働き方をしていきたいのか?
- どんな自分でありたいのか?
心の中のモヤモヤを吐き出すようにノートに書きはじめました。
誰も見ない自分だけのノートに、できるできないは関係なく本当に心から願うことを書いていったのです。
ふと頭をよぎった思いや気づき、浮かんだアイデアなども、とにかく全部書き出していきました。
そうやって自分の考えや思いをノートに書き出していくと、不思議なことに次から次へと本当はやりたいと思っていたことや心からの願い、大切に思うものがあふれ出してきました。
その書きなぐったノートを眺めていると、
本当はこんなことを大切にして生きていきたいと思っているんだ。
と、今の自分の状態が客観的に見えてきます。
すると、その思いを叶えるために行動したくなってきました。
ずっと自分が生きづらさを抱えてきたために興味があった心理学を学んでみたくなったのです。
心のことを学ぶ中で、私はリミッティングビリーフというものを知りました。
リミッティングビリーフとは、成長の過程で主に両親との関わりを通じて作られる思い込みや観念、思考パターンのことです。
学びを進めていくと、自分がネガティブな状態に陥った時に出るマイナス面は、無意識にリミッティングビリーフの影響を受けていることが分かりました。
私は自分の内面に向き合い、感じたことや気づきをノートに書き続けながら、子どもの頃の親との関係を見つめ直していきました。
そうして少しずつ自分を知って、色々な角度から過去や今の自分を捉えなおすことで、苦しい負のループから抜け出すことができたのです。
自分らしく生きるためには何が大切なのか?
負のループを抜け出すと、やりたいことがたくさん出てきて私は行動に移しはじめました。
ところが、肝心なところで自信のなさが出てしまいます。
少し焦った私は、暇さえあれば本屋さんへ行き興味のある本を買っては読むようになりました。
そのときピタッと心にはまったのが「自己肯定感」というキーワードです。
自己肯定感について知っていくうちに、モヤモヤしていた頃の自分がどれだけ自己肯定感が低い状態だったのかということがよく分かりました。
そして、いつからでも自ら高めていけるということも。
人が自分らしく幸せを感じて生きていくには、
- ありのままの自分を受け入れて認められること
- 自分は自分のままでいいと満足できること
- 自分は価値がある存在だと思えること
そんな心の土台となる自己肯定感を育むことが何よりも大事なのでは?と気づいたのです。
自己肯定感を高める効果的な方法
私がノートに自分の考えや思いを書き続けていたように、自己肯定感を高めるために「書く」ということはとても効果があるそうです。
ノートに書き出すことで自分の思いに気づいたり、客観的に見つめることができたんじゃないかな?
それにちょっと自信がなくて自分には無理かもって思っていたことも、今はできるような気がしているんです。
私は、先生の話を聞いてはじめて「書く」ことが自己肯定感を高めることだったんだと知りました。
書くことで、自分の感情をコントロールできるようになるよ。
書くことで自己肯定感を高められると知った私は、自分に必要だと思うワークに取り組んでみることにしました。
感情をコントロールするということ
さて、色々なワークに取り組み自己肯定感が高まってきたと思っていた私ですが、
やる気に満ち溢れている日もあればなんか今日はやる気がでないなと思う日もあります。
自己肯定感が高まってきてもそういうことはあるのでしょうか?
マナブ先生に感情のしくみを教えてもらって、なぜいい日もあれば悪い日もあるのかが分かってきました。
私たちの自己肯定感は高まったり低くなったり揺れ動くもので、
- 自分でフラットな状態に戻せる
- 感情はコントロールできる
ということを知っていれば、ポジティブになりすぎたりネガティブになりすぎたりすることがあっても、必要以上に不安にならずに大丈夫と思えるんですね。
たとえネガティブな方向に針が触れるようなことがあっても、負のループに陥らずにすむようになるのです。
私も日々実践しながらその効果を実感しています。
心の余裕が生まれる
数カ月前の私は自分はダメだと落ち込み、自信がもてないために行動を起こすこともできずに、モヤモヤとしたネガティブな気持ちに支配されていました。
でも、自分の心の異変に気づき、ノートに思いを綴りながら心のしくみや感情をコントロールする方法を学びました。
一喜一憂しない状態はとても心がラクで、日々の小さな幸せを感じられる心の余裕まで生まれてきたのです。
掃除が行き届いていなかった家をきれいにしようと思えるようになり、雑草だらけの庭をきれいに整えて花を植えて楽しんだりするようになりました。
家や部屋には住んでいる人の心の状態が表れると言われますが、本当だったんだなと感じています。
まとめ:自己肯定感は自分で高められる!
いかがでしたでしょうか?
自己肯定感が底辺だった状態から、少しづつ高まってきた経験をお話ししてみました。
私は、自己肯定感は幼少期に育まれ、低いまま大人になってしまったら取り戻すことはできないと思っていました。
でも、自己肯定感はいつからでも自分で高めていくことができる。
そのことを知って、今からでも遅くはないんだとワークに取り組むようになりました。
自分の経験から思うことは、本当に自分でも気づかないうちにじわじわと負のループに陥り、高まるときも静かにじわじわと高まっていくということです。
気づいたら気持ちが明るくなっていて心が軽くなっている、という感覚です。
同じ出来事でも前向きに捉えられるようになって、行動を起こそうというエネルギーが心の中から湧き出てきます。
毎日が少しづつ良くなっているという実感が得られるのです。
それは、自己肯定感が自分の心をしっかりと受けとめて、支えてくれているからなのですね。
自己肯定感があってこそ、本来の自分らしさというものが生まれてくるのではないでしょうか?
あなたの何かしらの気づきになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
P.S.
自己肯定感についてはこちらの記事でも書いています。
合わせてご参考くださいね。